【元葬儀屋が教える】後悔しないために知っておきたい直葬のメリットとデメリット

葬儀の花 未分類


「故人の付き合いもないし必要最小限でお葬式したい」

「直葬は安いって聞いたことあるけど本当はどうなの?」

「トラブルに遭わないためにどんなことに気をつけたらいいの?」

近年、経済的な理由やシンプルな別れを求める人が増え、直葬を選ぶ人も増えています。

しかし直葬=火葬だけするイメージだけで実際に行ってみたら思っていたのとは違ったカタチになってしまい、後悔してしまったケースも多々あります。

私は葬儀屋に8年間勤めたことがあり年間50件の直葬を担当したことがあります。

そこで、この記事では直葬を考えている方に葬儀の選択肢のひとつとしてまとめたものを書いています。

この記事を読めば、直葬をすることのメリットとデメリットがわかります。

直葬のメリットとデメリット

メリット

費用が安い:通常の葬儀と異なり、最低限の費用で実施可能。

打ち合わせが少ない:火葬日時や集合時間の調整のみで済む

気疲れしない:参列者がいないため、気を使わずに済む。

デメリット

故人とのお別れの時間が少ない:故人とのお別れの時間が短いため、事前に確認が必要。

親族間のトラブル:直葬を選ぶことで、親族との意見の相違が起こる可能性がある。

お寺との関係:儀式を省略するため、お寺に説明が必要な場合がある。

直葬とは?

直葬とは通夜や告別式などの儀式を行わず、火葬のみを行うシンプルな葬儀の形式です。

儀式的なことを省略するので平均3時間ほどで終わり、費用も最小限で抑えることができるので近年葬儀の選択肢のひとつとして選ばれています。

直葬の平均的な値段は?

直葬の平均的な値段は約9万円〜20万円で通常セットプランとしてあります。

一般的には亡くなったときに病院にお迎えに行く車や、霊安室などの安置料金、ドライアイス、棺、骨壷などが含まれていることが多いですが別途オプションになってることもあるのでよく確認してください。

※火葬料金は別途必要です詳しくはお住まいの地域の市役所、火葬場に問い合わせてください

直葬を考えているのであれば知っておきたいメリット、デメリット3選

メリット


費用が安い:通常の葬儀と違い直葬の場合は棺、骨壷、故人を運ぶ霊柩車を用意すれば行えるので費用を抑えて行うことができます。

スタッフ
スタッフ

追加費用がかかる場合があるので、事前に確認しましょう。


打ち合わせが少ない:通常であれば葬儀を行う場所や祭壇などのプランを決めたり、親戚の連絡、供物や料理の手配など打ち合わせが多くありますが直葬の場合だと火葬日時、当日の集合時間の打ち合わせだけで済みます。

スタッフ
スタッフ

疑問点はすぐに担当者に聞けるように連絡先を確認。


気疲れしない:家族や親族など故人に近しい人で見送るのが直葬なので近所の方や一般会葬客などは参列することはなく、挨拶や弔問などがないので気を遣わなくて済みます。

スタッフ
スタッフ

後日訃報を知った方から連絡があるかもしれないので丁重に対応しましょう。


デメリット

故人とのお別れの時間が少ない:亡くなった後は基本的に葬儀社の霊安室や火葬場の安置室などで保管されることが多く、火葬される当日10分程度しかお別れの時間がなかったというケースもあります。

スタッフ
スタッフ

場合によってはお別れの時間を延長できることもあるので確認しましょう。


親族間で意見の相違がある可能性:親族間で意見の相違が生じ、直葬を選ぶことでトラブルに発展することもあります。例えば、伝統的な葬儀を重視する親族との意見の食い違いなどがあります

スタッフ
スタッフ

選択前に親族としっかり話し合うことが重要です。


お寺に説明が必要:一般的にはお葬式や法事の時には菩提寺と呼ばれる昔からお付き合いのあるお寺さんがあり、戒名をつけていただいたり読経をして供養することが多いと思います。

直葬では基本的にこういった儀式は行わないので後に亡くなったことをなぜ知らせてくれなかったのかなど寺院側とのトラブルになってしまうこともあります。

スタッフ
スタッフ

今後もお寺との付き合いがある場合は事前に相談しましょう。

葬儀代金のトラブルに遭わないためには?

葬儀代金のトラブルに遭わないためには事前見積もりが大切です

「思ったより料金がかかってしまった」

「請求書を見てびっくりした」

など予想外にお金がかかってしまって後悔することもあります。

そんな失敗を防ぐためにも事前に見積もりをして費用を計算することが大切です。

複数の葬儀社に依頼して希望のお葬式ができるように事前に見積もりをしていざという時に備えましょう。


まとめ

直葬のメリット

・費用が安い

・手続きが簡単

・配慮が不要で気疲れしない

直葬のデメリット

・故人とのお別れ時間が短い

・親族トラブルの可能性

・お寺に説明が必要な場合がある


直葬はシンプルで費用を抑えられますが、事前にしっかり確認して、メリット・デメリットを踏まえたうえで選択することが大切です。より良いお葬式のために、しっかり準備しておきましょう💡

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